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自分に原因あるかもよ?自分だけ給料が上がらない人の原因と対処法

更新日:

「入社して3年になるのに、給与が全然上がらない…」
「周りの同僚や友達は給与が上がっているのを見ると不安…」

昔からこのような悩みを抱えている人は多いようですね。

仕事にも慣れそれなりに役にたっているつもりなのに、一向に給与が上がる気配が無い…。
そんなに自分が劣っているようには思えないし、むしろ同僚よりはしっかり仕事しているつもりなのに、なぜか自分だけが給与が上がらない…

このような状況が続けば不安になりますし、フラストレーションが溜まっていきます。

新入社員時代は同じ給与だったのに、気がついたら自分だけ給与が低いまま。入社して3年目以降ともなると、同僚との給与の差が付き始めていきます。

「全然自分のがんばりをわかってくれない会社だな」

と会社のせいにしてみても現実は何も変わりません。

もしあなたが本気で自分の給与を上げたいと思うのであれば、本記事を読み実践することで、年収アップに繋がる可能性は高いです。年収は上がるものではなくて上げるものです。

なぜ上がらないのか?をしっかりと理解して正しい対応をしていきましょう。

他の人はどれくらい昇給している?

世間ではどれくらい昇給しているのでしょうか?

一般的には年間の昇給率は1.45%が相場とされています。

中小企業の昇給率は、一般的に「1.45%」程度が相場であるとされています。25万円の給与を受け取っている方の場合、具体的な昇給額は3,500円前後となるケースが多くなっています。

参照:「【これって多いの?少ないの?】気になる昇給の平均額について調べてみた

1.45%というと、月収240,000円であれば、来年には243,500円くらいになるだろうということです。ちなみに10年間、1.45%の昇給率で上がると下記のようになります

  • 2年目…¥243,480
  • 3年目…¥247,010
  • 4年目…¥250,592
  • 5年目…¥254,226
  • 6年目…¥257,912
  • 7年目…¥261,652
  • 8年目…¥265,446
  • 9年目…¥269,295
  • 10年目…¥273,199

10年働いて、273,000円です。役職手当などがあればもっとあがりますが、ちょっと物足りない感じがしますがこれが日本の現実です。

給与が上がらない理由

給与が上がらない理由には、会社が原因のものと自分が原因のものがあります。

給与が上がらないのはどっちが原因なのか、自分にあてはめて考えてみて下さい。

自分が原因で給与が上がらないケース

仕事が出来ると勘違いしている

自分では仕事が出来ていると思っているても、周りからみたら全然出来ていないということはよくあることです。

自分は仕事が出来ると思っているため、なぜ給与が上がらないのか本気で理解出来ませんが、周りの同僚や上司にはあなたのことを仕事が出来ないと思われているのかもしれません。

一度客観的に

「自分は仕事が出来ているだろうか?勘違いではないだろうか?」

と疑ってみましょう。

僕も「自分は仕事が出来る!」と勘違いしているタイプでした。

新人の教育係を担当し他の人の仕事を見るようになって、自分がそんなに仕事が出来ていなかったことに気づくことが出来ました。他の人の仕事を注目いて見るよことで、自分の仕事がどのくらいのレベルなのか分かるようになったんですね。

ずっと自分は仕事が早いと思っていましたが、周りと比べてもそこまで早いというわけではないことに気が付きました。クオリティに関しても「中の上」くらいのクオリティであることも分かりました。

そんなレベルなのに「なんで給与が上がらないかわからない!」と周りに吹聴してたので、相当恥ずかしいやつだったと思います。

僕の場合は部下を持つ歳になるまで気づくことが出来ませんでしたが、そういうことにならないためにも、「自分は仕事が出来る!」という思い込みを捨て、周りの人がどういう仕事をしているのか、しっかりと観察するようにしましょう。

このくらいの給与ならこのくらいの働きでいいだろう、と考えている

「給与が24万円だからこのくらいの働きでいいだろう」

と自分で決めてしまってる人は給与はあがらない傾向にあります。

どのくらいの働きをしたらどのくらい給与を上げるのか決めるのは会社です。自分で「これくらいでいいだろう」と思っている仕事量やクオリティは、会社から見れば足りていないことが多いです。

当然ですが、会社では売上から経費を引いて残った利益からあなたに給与を払っています。会社の家賃や宣伝費、PCなどの経費を払った上で、あなたへ給与も払っているのです。

一般的には、24万円の給与を払うとなると、少なくてもあなたが100万円の程度の利益をださなければ、会社としては赤字です。100万円の利益をだしてやっと24万円もらう権利があるのです。あなたはそれくらいの利益を出しているでしょうか?

100万円分の利益で現状維持ですので、もし給与をあげたいと考えるなら、120万円くらいの利益を1年間くらい継続して叩き出す必要があります。

そういう功績が溜まってようやく昇給につながるのです。

これくらいでいいだろうという考えでは、会社に評価されることはないし、自分の成長にもつながらないので考えを改めたほうが良いでしょう。

結果を出していない

「こんなに仕事を頑張っているのに…」

と悩む人も多いのですが、自分の仕事が会社の利益にどれくらい繋がっているか考えているでしょうか?

ちゃんと朝出勤して、言われて通りにがんばっていても、それだけでは給与を上げることは難しいでしょう。

がんばって働いて「普通」なのです。それが社会人としてのスタートラインであり当たり前のことなので、それだけで評価されるような会社はないでしょう。

会社が重要視しているのは、「あなたの働きによってどれくらい利益をあげることが出来たか?」です。

正直、経営者からしてみれば、あなたが必死になって残業して頑張っていても、毎日サボっていてもどちらでも構いません。重要なのはあなたがどれくらい利益に貢献しているかです。

ですから「こんなに仕事を頑張っているのに…」と思うこと自体が社会人としてはあまくて、自分はどれくらい利益に貢献出来ているかを考えるようにしなければなりません。

給与が上る人というのは、どうすれば利益に貢献出来るかをしっかりと考えながら行動しています。ときには言われたことやルールを破ってでも利益のために行動することがあります。その時は周りから避難されても、結果的に売上に貢献出来れば良いという考え方です。

正直そういう人と一緒に働くと振り回されて大変なのですが、結局そういう人が結果をだすので給与は上がっていく傾向にあります。

会社があなたに何を求めているのかを分かっていない

会社とあなたの考えている方向性が違えば、給与が上げることは難しいと言えます。

例えば、リーダーとして周りを引っぱっていってほしいのに、あなたが自分の仕事ばかりして、周りの面倒を見ていなかったら評価されるでしょうか?

会社がもったくさん案件をこなしてほしいと思っているのに、あなたがクオリティを重視して、一つ一つの仕事に時間をかけるようにしていたら…。

どちらの例もあなたはしっかりと頑張って働いているのですが、会社に求められている方向性と違うので、昇給に繋がる可能性は低いと言えるでしょう。

せっかく働いているのにもったいないことです。

しっかりとあなたにどうなって欲しいか伝えていないのだとしたら、会社にも責任はありますが、自分からも確認するようにしましょう。

「自分は会社にどういう役割をもとめられているのか?」
「どうすればそれを実行出来るのか?」

をしっかりと確認を取りながら働くように心がけましょう。

会社が原因で給与が上がらないケース

会社の業績が思ったより良くなかった

会社が給与をあげない理由を経営者の本音からみてみましょう。

平成 28 年企業の賃上げ状況等に関する調査」によると会社が給与をあげない理由のトップ3は以下のようになっています。

  • 自社又はグループ会社の収益が拡大しなかったため
  • 世界経済の先行きに不透明感があるため
  • 過去2年間(平成27年度・平成26年度)で既に実施したため

会社の売上が悪かったり、世界経済の雲行きが怪しいと昇給させられないというのが経営者の考えのようです。

あなたがどんなに頑張っても、会社の売上自体が伸びていないのあれば、給与は上がることはないですし、世界経済ということになれば、当然ながらあなたの力ではどうすることも出来ません。

自分1人でやれることには限界があります。

こういったことが原因である場合には正直どうすることも出来ません。残念ですが今は時期が悪いと割り切るしか無いでしょう。

会社の方針

会社の方針として、従業員の給与を上げるよりも、将来の不景気に備えて設備投資や内部留保に資金をまわすような会社もあります。

会社の存続を最優先するのは仕方のないことではあります。とは言え、全く従業員に還元しないという会社には問題があるといっていいでしょう。

利益をどこまで従業員に還元するのかそれは会社の方針によって変わります。どこの会社も将来への蓄えというものはしていきたいと思っているものですが、それでもバランスよく従業員にも還元している会社もありますよね。

しかし残念ながら、会社の方針を決めるのは僕達ではなく経営者の仕事なので、従業員のことは無視して将来のために投資するというのであれば、それは止めることが出来ません

労働組合などがしっかりしている大企業であれば交渉の余地はあるかも知れませんが、ワンマン社長が経営している中小企業のような会社では難しいでしょう。

結局のところ、そのような方針の会社を選んでしまった自己責任ということになります。

上司から評価されていない、もしくは嫌われている

直属の上司はあなたの給与の査定に大きな決定権を持っていることが多いです。この人に嫌われていたり、評価が低かったりすると給与が上がる確率はガクンと下がるでしょう。

もし、上司が人間として出来た人であるならば、あなたの何処かに改善するべき点があると判断し直していくべきですよね。

ですが上司が未熟な人間であれば、ただの好き嫌いであなたの評価をしている可能性もあります。上司と言えども人間ですので、仕事のクオリティよりも好みで評価が変わることもあります。

あなただけが悪いわけではありませんが、もし「上司に嫌われているかもしれない…」という自覚がある人はその上司との関係を修復することにエネルギーを使ってみてはいかがでしょうか。

嫌われていると感じる場合、その人のことをあなた自身が無視域に避けていることが多いです。そうやって苦手意識があって避けていると相手にもそれが伝わり、どんどん関係がギクシャクしていきます

必要以上に取り入る必要はありませんが、コミュニケーションも仕事ですので、円滑な人間関係を築くための最低限の努力は続け、軽い会話くらいはできるような関係は築くようにしましょう。

年収の低い会社にはいってしまった

そもそも給与が低い会社を選んでいたら、給与はあがることはないでしょう。

残念ながら年収が低い会社はあなたがいくら頑張っても、一生低い水準のままです。変わることはまず無いと思ってよいでしょう。

というのもそういう会社は、従業員の給与を抑えることでようやく経営が成り立っているような会社ですので、給与をあげることが出来ないのです。

あげないのではなく、あげることが出来ないのです。「給与を上げたら会社が倒産する」と分かっていたらどんな経営者でも給与を上げませんよね。

こういう会社では一生懸命働いて、1000円~2000円の昇給がやっとといったところでしょう。

正直打つ手はあまりありません。スキルを身につけるためと割り切って働くくらいがよいでしょう。

給与が上がらない人の対策

自分に仕事が出来ているか振り返る

給与が低い原因はどこにあるのでしょうか?ほとんどの人は会社に問題があると思いがちですが、上述したとおり、自分に原因があることも珍しくありません。

まずは当然のように自分が仕事が出来ていると思っている人は、その考えを捨てる事から始めましょう

「自分が給与があがるだけの貢献を会社にしているのか?」

謙虚に振り返ってみましょう。そして以下のことを常に意識しながら働くように心がけましょう。

  • 周りと比べて仕事が出来ているかどうか?
  • 会社からどのよう役割を期待されているのか?それに応えられているのか?
  • 上司や同僚から嫌われていないかどうか?

これらのことを知るには積極的にコミュケーションを取る必要があります。

自分1人では気づけない部分がたくさんあります。周りとコミュニケーションをとることで、知らなかった自分が見えてくるものです。

上司と交渉する

自分がしっかりと会社に貢献しているにもかかわらず、給与があがらないと判断したのであれば、上司と交渉しましょう。給与の交渉というとハードルが高く感じるかもしれませんが、結構頻繁に行われているものです

実際僕も「あつかましいと思われるかな…」と思って給与の交渉はあまりしていませんでした。

ただ何人か部下を持つようになって知ったのですが、結構みんな給与の交渉をしてきます。特に上昇志向の強い人に多かったですが、「給与あげてほしい」ということをはっきりアピールしてくる人は以外にも多いです。

「給与の交渉をすることは普通のことなんだ」とそのとき学びました。周りが給与の交渉をしているかどうかなんて知りませんでしたからね。

ただし闇雲に交渉してもただのうざい部下になってしまいます。自分が給与があがるべき理由をしっかりと提示出来るように準備をしましょう。

今までどんなプロジェクトに関わってきたのか、どういう役割を担ってきたのか、周りにはどう感謝されたのか、そしてそのプロジェクトが会社にとってどれくらい利益になっているのか。

これくらいは説明出来るように準備して交渉するようにしましょう。

基本的に上司はあなたにもチームのメンバーにも、正当に給与が上がってほしいと思っているものです。(中には例外もいますが…)

給与の交渉をすることで、上司が見落としていたあなたの活躍にスポットライトがあたり評価が上がる可能性は十分にあります。

「給与があがらなかったら辞めます」は効果がないからやめときましょう

「昇給してくれなければ会社を辞めます!」

というふうな脅しとも取れる交渉で昇給を狙ってくる人がいますが、これは辞めたほうがよいです。

というのも、仮にそういう人の給与を上げてしまえば、「辞めるっていったら給与があがった」という噂が広がり、他の従業員に不公平感が広がることが予想出来ます。

そうすると会社としては、この様な交渉に応じてしまうのは長期的に見れば損と考えるので、あまり成功することはありません

稀に会社が応じてくれることはありますが、その場合も近い将来その会社を辞めることになることが多いです。

というのも、会社はしぶしぶ給与をあげることに同意したとしても、一回辞めるといったあなたのことを心から信頼することが出来なくなっていますし、あなたも心の中では「辞めるって言った途端給与をあげた」会社を信頼することが出来ません。

お互いがお互いを信頼出来ないため、遅かれ早かれ会社を去っていくことになるのです。

どちらにとってもメリットはあまりないので、この様な交渉は避けたほうが良いでしょう。

転職しましょう

会社が原因で年収が上がらない場合は、自分の努力ではなかなか現状を打破することは難しいでしょう。

本当に現状を変えたいと思っているなら転職するのがおすすめです。年収が低い場所で頑張って月3,000円を勝ち取るより、転職してプラス50,000円を目指したほうが圧倒的に早いです

しっかりと社員の事を考え、給与体制や評価制度がしっかりしている会社はたくさんあります。そのような優良な会社への転職をなるべく早い段階ですることが、給与をあげるためには効果的な決断といえるでしょう。

まずは早めにサイトに登録だけでもしておく

「いますぐに転職は…」

と考える方もいると思いますが、なるべく早い段階で転職サイトに登録だけでもしておくほうが良いです。転職するかしないか決まっていなくても転職サイトに登録しておいた方が良いことがたくさんあります。例えば

  • 自分の市場価値を知ることが出来、自信がもてる
  • いざ、転職となったときのイメージが掴める
  • 転職出来るという気持ちから、今の仕事に対して余裕がもてる

などです。

ちなみに「仕事を辞めてから転職活動を始めればいいや」という考えはかなり危険なので辞めておくべきです。給与のない期間は自分を想像以上に焦らせ、中途半端な転職先になってしまいます。

余裕のない状態での判断はだいたいうまく行きません。「仕事をしながら転職活動も同時に行う」というスタンスが一番賢いといえるでしょう。

どうやってま優良会社をみつけるか?

どうやって給与があがる優良会社をみつけれ良いのでしょうか。

転職先の内情をよく知り、年収の交渉までを行ってくれる「転職エージェント」というサービスを使うのがいい方法です。

転職エージェントとは、転職の相談や、求人紹介、面接の日時のセッティング、給与の交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスです。

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また、煩わしいアポを取ったり、転職先がブラックかどうか調べるなどの作業から開放されて、代わりに転職のプロがセッティングからサポートまで行ってくれます。非公開求人があったり、企業の内情に詳しかったりするので、あなたが望む仕事につける確率が大幅に上がります。

しかも転職エージェントの費用は、採用した企業が払う仕組みです。転職希望者は完全に無料で使うことが出来ます。無料なので、利用することにリスクはありません。どんどん使ったほうが良いでしょう。

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まとめ

給与が上がらないのは自分に原因がある場合と会社に原因がある場合とがあります。まず「自分になにか原因があるのでは?」という謙虚な気持ちで自分を見つめ直してみましょう。

それでも自分は給与が上がるべきだと思えるのなら、堂々と交渉をしましょう。

ただし、会社の事情を考えれば、あなたの給与だけを特別にドカッと上げることは出来ないことも想像ます。

本気で給与をあげたいと思うのなら思い切って転職しましょう。転職することで給与が3万アップ、5万アップは全然有り得る話です。3千円の昇給を10年繰り返してやっとつかめる給与を一回の転職で手に入れることが出来ます。

勇気のいる決断ですがきっとその先により良い人生が待っているはずですよ。あなたの未来が開けることを祈っています。

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