「毎日、資料作成みたいな雑務ばっかりで嫌になるな…」
「なんか大きな仕事が任せてもらえないな…」
入社して仕事に慣れてくるとこういった悩みを持つことが増えてきますよね。自分ではもっと大きな仕事がしたいと思っているのに、頼まれる仕事はつまらない業務ばかり。嫌になる気持ちもすごく良くわかります。
実際僕が25歳~26歳のサラリーマン時代も
「もっとやりがいのある仕事がしたい。俺にはその力があるのに上司はわかってないな!」
「友達に自慢できるような大きくて難しい仕事をやり遂げたいに、ちょうどいい仕事がこの会社にはないな」
などと考えていました。自分は仕事ができる能力があるのに、なんで仕事を任せられないんだろう?上司は何をみているんだろう?こんな環境にいたら自分はダメになる…と感じていました。
完全に悪いのは上司もしくは会社と思いこんでましたね。こういう人って自分だけじゃないと思います。もしかしたらあなたもそうではありませんか?
目次
自分に原因があったとあとから気づいた
でも、時が経ち人の上に立つ経験をした今では、なぜあの頃仕事を任されなかったかよくわかります。今の僕でもあの頃の自分のような人には仕事は任せないでしょう。
一言で言えば僕の実力不足。当時の僕には仕事を任せられるだけの力がなかったのです。それなのに会社や上司のせいして最悪ですね。今思い出しても恥ずかしいです。
いろんな人を見てきましたが、仕事を任せられてないのは自分に責任があることが多いです。もちろん会社や上司が原因であることもあるので一概には言えませんが、この機会に一度自分の仕事に問題がないかを見直してみてはいかがでしょうか?
上司の目線からみた仕事を任せられない人の特徴を上げていきます。もしかしたら気づいていないだけで仕事を任せられなくなる行動をしているかもしれませんよ。
部下ができて分かった!仕事を任せたくない部下の特徴
仕事を任せる立場になると見えてくるものが違ってきます。仕事をこなす立場からやらせる立場になることで、色んな人の仕事のやり方を見ることになり目が肥えていくのでしょう。
仕事を任せる方も、うまく行かなければ、自分が責任を取らなければならないので誰にやってもらうかは慎重に選びます。
そういうことを繰り返していくうちに、仕事を任せられる人と任せられない人にはある特徴があることに気づいていきました。
僕の経験からこんな部下には仕事を任せたくないと思う人を紹介します。
自分は仕事できる!とプライドだけが高いタイプ
自分は仕事できると自信満々な人ほど、実はそんなに出来ていないことが多いですね。
自信があるのは悪いことではないですが、一人よがりの勘違いとなると非常に厄介です。なかなか人の指摘を受け入れることが出来ないので良い成果を出すことが出来ないし、成長することも出来ません。
こういう人には仕事を任せることは出来ません。仕事のクオリティ的な部分でもまだまだですし、人間として未熟すぎてできれば関わりたくないなと思わせてしまいます。
少しくらい出来なくても素直な人のほうが、将来性を感じて仕事を任せられるのではなないでしょうか。
ベテランで経験や実績があるならまだ納得出来るかもしれないですが、まだまだ2~3年で自分が完璧と思っている人はもっと謙虚になったほうがいいでしょう。
指摘する方も相当エネルギーを使います。指摘は一旦受け入れて、本当に自分が正しいのか検討してみる癖をつけましょう。
仕事にムラがある
仕事ができる人は常に自然体で高レベルな仕事を常に安定して出来ます。一方、任せられない人は仕事にムラがあるように感じます。
自分がやりたい仕事でなかったり重要度が小さい仕事であれば、極端にやる気を無くし平均点以下の仕事をしてくる傾向があります。
全力でやってそれなら仕方ないので、そこから一緒に作り上げていくこともできますが、どうも手を抜いているようにしか見えない事が多いです。
重要じゃなければ手を抜いてもいいと無意識に思っているのではないでしょうか。そういう風に仕事をやっていると当然ながら仕事は回ってこなくなります。
「自分には雑用しか回ってこない…」と嘆く前に本当に一生懸命仕事を遂行したか振り返ってみてほしいです。考えてみて下さい。簡単な仕事もろくにこなせないような人に、重要な仕事を任せる人がいるでしょうか。
簡単な仕事でも常に想像以上の成果をだすようにしている人には少しずつ難しい仕事が任せられるていく事が多いです。周りから雑用と呼ばれるようなことこそ丁寧に行いましょう。
同じミスを何回も繰り返す
同じミスを繰り返す人。そういう人には仕事が怖くて任せることが出来ません。
初めてやることに対するミスはしょうがないし、責めるべきではないと考えています。ミスは必ず起こるものです。ですが、2回・3回と同じミスを繰り返すのは甘えであり、ビジネスマンとして責任のある態度とは言えません。
ブラック企業で寝る時間がなくてっていう人は別です。寝不足はアルコールを飲んだときと同じくらいの判断能力まで下がるという情報があるので、それは会社が悪いです。そんな会社は辞めるべきでしょう。
ですが、普通にしっかり寝ていて同じミスを犯す人は、日々信頼を失っているいることを覚えておきましょう。
報告が遅い
上司というのは適切なタイミングでの報告はほしいものです。特に初めのうちはちょっとでも困ったら報告してもらえると助かります。
自分が依頼した仕事をしっかり理解できているかどうか把握することが出来ますし、問題が起きそうな点を共有することで、未然にトラブルを防ぐことが出来ます。
一番最悪なのは、ギリギリまで報告してこないで、結局納期に遅れますというタイプの人。本人に悪気がないであろうことはわかりますが、この手の人には仕事を任せることは出来ません。
納期は絶対です。数日前ならまだしも前日にやっぱり出来ませんというのは仕事では絶対にやってはいけないことです。このようなことが起こさないためにも、早めの報告をして状況を把握してもらうように努めましょう。
結局は信頼関係が築けているかどうか
結局はこのようなことを通して、上司と信頼関係を築けているかどうかということが重要です。
毎日地道に期待以上の成果を積み上げることによって、上司はあなたを信頼していきます。もちろん仕事内容だけでなく、話し方や普段のコミュニケーションの内容も信頼できるかどうかに関わってくるので大切です。
それからあなたが上司を信頼しているかどうかも大切ですね。信頼できないという気持ちがあると相手にも自然と伝わり、お互いギクシャクしてしまいます。
本来は上司から扉を開いて信頼関係を築くべきですが、完璧な人間などいないもの。あなたが大人になって一歩踏みよりコミュニケーションをとるようにしてみましょう。
仕事を任せられるためにするべきこと
信頼関係を築き、あなたに任せておけば完璧だと思わせることができればよいのですが、具体的にはどのような行動をすればよいのでしょうか。
僕が見てきた中でこういう人には仕事を任せたいと思う人を紹介します。
常にメモを取る
自分は絶対にミスはしないという自信がある人以外は、基本メモをとるべきでしょう。
僕も最初メモなんていらないと思っていたのですが、業務が増えるほど、記憶が曖昧になってミスを犯してしまうものです。
また書くという行為そのものが物事を整理して覚えることに繋がります。二度とメモを見ることがなくても書くという行為によってかなりメリットは有るのです。
メモを取らずに忘れてもう一度質問にくる人などは「この人は覚える気がないんだな…」と思われても仕方がないです。
基本的にはメモは常に持ち歩いていくるくらいがちょうどよいでしょう。
そして、同じミスを侵さないためにもミスをしたこと、上司に言われたことなどをメモっておいて週末などに見返すようにしましょう。
ここで大切なのは「なぜミスをしたのか?」を考え「次そうならないためにどうするか?」を決めておくことです。そうすることでミスを減らす行動を取ることが出来るようになります。
また、メモは考えを整理するのにも最適です。仕事が遅い人は考えているようで何も考えていないことが多いです。あなたも「あーでもないこーでもない」と時間をかけて悩んでいたのに結局答えが出なかったことありませんか?
こういう時は何を悩んでいるのかを書き出す効果的です。そうすることでに何について考えればよいか脳が認識します。頭だけで「うんうん」考えているだけでは、なかなか答えが出ない場合でもメモを使うとすんなり解決したりするのでおすすめです。
メモはミスを侵さないためにも仕事を効率的に進めるためにも優れて安価なツールなので活用するようにしましょう。
一事が万事と心得る
上司はあなたのすべて見ていられるわけではありません。それでも仕事を任せられないと判断されるということは、ちょっとしたところで信頼されていないのかもしれません。
メールの返信がよろしくないとか、朝の挨拶がしっかりしていないとか、仕事内容とは直接的に関係ないところで判断されている可能性もあります。
「一事が万事」と心得ましょう。小さいところに本当のあなたが出てくるものです。
一事が万事
一つのことを見れば、他のすべてのことが推測できるということ。 また、一つの小さなことに見られる傾向が、他のすべてのことに現れるということ。
小さい雑務のような仕事だからといって手を抜いていませんか?ちいさな仕事でもきちんとやる人には信頼が集まるものです。
いつも「わたしはつまらない作業しか任せてもらえない」と愚痴をいっている人は、もっと出来ることがあるのではないかと一度見直してみてはいかがでしょうか。
つまらないという感情が表情に出ていたり、成果物のクオリティにあらわれているのかもしれませんよ。
報告はしっかりと
報告が来ないと上司は不安になるもの。何度も仕事を一緒にしてわかり合っている関係ならよいのですが、仕事を任してくれない上司の場合はしっかりと報連相を意識するようにしましょう。
まずは相手の都合を確認する
役職が上に行けば行くほど忙しくなっていくもの。あなたが報告する相手も仕事をしていて忙しいということを忘れずに報告を行いましょう。
そのためにも今報告をしてよいかの確認は忘れずに行いましょう。方法としては非常に簡単で報告前に一言、
「~の件で報告なのですが、今お時間よろしいですか?」
と尋ねるだけで良いでしょう。いいよと言われたら報告にはいり、だめだと言われたら「何時くらいですとご都合よろしいですか?」と時間を決めておくとスムーズです。
結論を先に伝えて理由を述べる
「結局何が言いたいの?」
と言われたことはありませんか。長いこと話していたけど何が言いたかったのかわからないのは良い報告とは言えません。
上司は結論を聞きがっているのです。細かい分析や理由は聞かれたら答えるくらいにしておいて、結局何が結論なのかを最初に伝えましょう。
理由に関しては相手が必要そうに見えた場合のみ、簡潔に伝えましょう。例えば、
「3つの理由があります。1つ目は~・・・・2つ目は」
といった感じです、裏付けのデータ等は印刷などしてもっておい聞かれたら出せるように準備していくとなお良いでしょう。
報告する際はメモを持参する
報告をすることで、方針が変わったり、次の指示が来る場合があります。
重要な事柄はメモをとるようにしましょう。重要なことは聞き逃さないでメモをとるいう姿勢が大切ですし、相手からの評価や印象もかなり良いものとなるでしょう。
メモを持ち歩く癖がない人は習慣化していくようにしましょう。
できる人の真似をする
何かを出来るようになるためには、出来る人を真似るのが良いです。
「仕事ができる人」って職場に何人かいませんか?そういう人を観察してまねするようにすると、自分とその人との差がわかりすごいスピードで成長することが出来まるでしょう。
どんな報告の仕方をしているのか?どういう資料を作っているのか?
どういうコミュニケーションをとっているのか?どういうスケジュールで進めているのか?
出来る人は、そういうことひとつひとつに気を使って仕事をしています。
きっと発見することが多いと思いますよ。悪い点、良くない点が見えてきたらそこは真似してどんどん吸収していきましょう。
転職する
ここまでのことがしっかりとできているのに仕事が来ない場合は、転職を考えたほうが良いかも知れません。本当に雑務しかないような部署も稀にあります。
また、上司の中には人間的に未熟で、個人的な好き嫌いで仕事を誰に任せるか決める人もいます。
僕の転職経験
僕は転職を3度していますが、その度に給与アップし、望むような職種にもつけています。
最初の会社はあまりにも雑務ばかりで、やりがいが感じられなくなっていたので、別の職場に転職することにしました。その転職は無計画であったにしては成功して、上司や職場の環境が変わってある程度うまく行ったと思います。
結構何でも任せてくれる会社だったから成長することができ、部下を10人ほど持つくらいまで出世をすることもできました。ものすごく大変な時期でしたがすごく良い経験ができました。転職してよかったと今でも思っています。
転職はうまく行けばやりがいのある仕事が増え、しかも給与アップにもつながる重要な選択です。
逆に言えば、転職先を間違えると、今よりも労働環境の悪いいわゆる「ブラック企業」に務めることになる可能性もあるのです。
転職先で今後の人生が大きく変わってくるので慎重に選びましょう。
転職先を考える際は転職エージェントをつかうとよいでしょう。僕が転職を成功させた要因として一番大きかったのが、転職エージェントを使ったことです。
転職エージェントとは、転職の相談や、求人紹介、面接の日時のセッティング、給与の交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスです。
自分1人の力では、転職先の昇給額や昇給の頻度などを知ることは出来ません。その点、転職エージェントであれば、しっかりとある程度の内情を知っているし、聞きたいことがあれば代わりに聞いてくれますので、入った後に後悔するようなことは少なくて済みます。
また、煩わしいアポを取ったり、転職先がブラックかどうか調べるなどの作業から開放されて、代わりに転職のプロがセッティングからサポートまで行ってくれます。非公開求人があったり、企業の内情に詳しかったりするので、あなたが望む仕事につける確率が大幅に上がります。
しかも転職エージェントの費用は、採用した企業が払う仕組みです。転職希望者は完全に無料で使うことが出来ます。無料なので、利用することにリスクはありません。どんどん使ったほうが良いでしょう。
いくつかサービスが有るのですが、基本的に超大手のリクルートエージェントとマイナビエージェントに登録しておけば間違いありません。
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定番の転職エージェント
まとめ
仕事って難しいですよね。辛いことも理不尽なこともいっぱい起こります。
そんな中で、大きな仕事を任せられた時は自分の頑張りが認められたような感じがしてとても嬉しいものです。
だからこそ逆に任せられないと、「信頼されていないのでは?」とストレスに感じるのでしょう。
もしいま仕事が任せられないと感じているなら少し自分を見直してみましょう。それでもやっぱり上司・会社に不満を感じるのなら転職に踏み出すべきです。
最終的には自分で判断するしかありませんが、少しでも良い判断の助けになれば幸いです。