「上司の指示でやったことなのに、失敗したら自分のせいにされた…」
「無茶なスケジュールの案件ばっかり取ってきてるくせに、失敗したら部下のせいにしてくる」
嫌になりますよね。こんな上司。このような大変残念な上司に当たる確率は大体30%と言われています。私はもっと多い確率であたってるような気がしますが、世間一般ではこれくらいのようです。
他にも、
- 指示されたとおりにやったのに、失敗したら「そんな指示を出してない」と言ってくる、責任転嫁上司
- 無理だと言ってるのに、無茶なやり方で進めて結局失敗して怒鳴り散らす、理不尽な上司
- 自分が一生懸命進めていたプロジェクトが成功したとき全ての手柄を持っていった、横取り上司
残念ですね。全て私の体験談です。いろんな上司のもとで働いてきましたが、運が悪いのか変な上司に当たることが多かった気がします。
残念な上司と一緒に仕事をしていると、自分のやる気も削がれて、仕事でも実力通りの成果を出すことが難しくなります。こういった上司に運悪くあたってしまった場合、やる気を失わずにしっかりと対処してくためにはどうしたら良いのでしょうか?
目次
人のせいにする上司のメカニズム
初めて責任転嫁をする上司がついたとき、なぜこんなことをするのか理解が出来ませんでした。初めはとにかく嫌でなるべ関わらないようにしていました。
でも関わらないようにしたところで問題は解決しません。
どうすればよいかと考え、まずは、責任転嫁をする上司のことをもっと理解しなくてはうまく対処することが出来ないと考え、徹底的に分析してみました。
いろいろな上司を観察したり、様々な本を読んだりして、だんだんと失敗を押し付けるよう上司のメカニズムが分かってきました。
妬み・そねみ
自分より優秀な部下を妬んで、陥れようとして来る上司がいます。
自分の部下が、自分より仕事ができることが苦痛で耐えられないという心理状態からこのような行動をすると考えられます。
本来であれば、部下の失敗を一緒に解決したり、成功を一緒に喜んだりしたいところですが、彼らにはそういう器がありません。
彼らにとって大切なのは、自分が周りより仕事ができると思われているかどうかなのです。
プライドが高い
プライドが高く、失敗を自分の責任だと認めることができないタイプです。
部下の失敗を自分の責任であることを認めたら自分の価値が傷つくと考え、嘘をついたり、誰か他の人のせいにして責任は自分にないことをアピールします。
人のせいにするという行為自体が、その人の周りからの評価を下げているのですが、どうしても失敗を認めることが出来ません。
部下には失敗させるくらいの余裕が欲しいものです。
気が弱い
気が弱くて失敗を押し付けるタイプです。
上司も失敗すれば怒られるわけですが、それが怖くてつい他の人のせいにしてしまいます。また、怒られないまでも、自分の評価が下がるのが怖くて、嘘をついてまで責任を逃れようとする人も。
悪気はないかもしれませんが、自分の評価を守るために部下の評価を下げていることは許されることではありません。
昔から優等生だった人に多く、性格的には真面目ですが上司としては頼りないですね。
管理しているという自覚がない
何かを失敗したとき、それは部下が原因であろうが、上司が原因であろうが、基本的には上司の責任なります。上司が仕事を依頼し確認してるわけですから、それで失敗したら管理不足による失敗です。
それを理解していないので、しっかり管理していれば防げたミスを「任せたんだからお前の責任」と丸投げしてしまいます。
「じゃーあなたは何のためにいるんですか?」と言いたくなりますね。
部下を持つというのは、その分責任も増えるということを理解出来ていないタイプです。
失敗を押し付けてくる上司の対処方法
色んな上司がいて中には非常に残念な上司も居るということを理解してもらえたと思います。
こういった人たちに対応していくには、正しい対処法を知り自分に被害が来ないようにすることが大切です。
こまめに確認する
簡単な仕事の場合はあまり気にしなくても良いですが、ある程度大きな仕事を責任転嫁上司とやることになってしまった場合は、いつもより念入りに確認を取るように心がけましょう。
失敗を押し付けてくる上司は、部下の管理がうまくできていない場合が多いです。管理能力が低いかもしれないということを踏まえて、かなり早い段階からしっかりと報告するようにしましょう。
また、報告は口頭でも伝えるべきですが、言った言わないの問題になるとめんどくさいので、メールでも送付しておくと良いでしょう。その時は上司一人ではなく、プロジェクトのメンバーなどにもCCで送って、いざというとき味方になってくれるように証拠を残しておく完璧です。
上司を信用しない
悲しい話ですが、会社には色んな人がいて信用出来る人ばかりではありません。ミスを押し付けてくるような上司は、申し訳ないですが、信用するべきではありません。
仕事を依頼してきたら、この仕事を進めても大丈夫かどうか念入りに確認しましょう。
他の部署の許可は必要ないかどうか、スケジュールが破綻していないかどうか、そもそも仕事の方向性が間違っていないかどうか?
本来は上司がしっかり考えて決めたことですので、わざわざこちらで考えるのは二度手間であるし失礼にも感じますが、こういう上司の場合たいていなにか問題があります。
問題がみつかったら
「こういうところに問題がありますが、進めて大丈夫でしょうか?会社の戦略的な問題も絡むため私には判断できませんのでご判断お願いします。」などと確認しましょう。メールで文章を残すのも効果的です。
「いいからやれ!」と言われたら、もうそれは上司の許可を得たようなものなので、何かあっても上司の責任です。安心して進めましょう。
証拠を残しておく
上司の人柄によっては全く状況が改善しないこともあります。
特に自分が新人だったりすると、上司に注文をつけるのも難しいですし、なにか言ったところで「新人が何を言ってる!?」と相手にされないかもしれません。
そういう場合は、なにか証拠になるようなもの集めておきましょう。メールなどの文章で残すようにしたり、議事録にもしっかりと載るように発言したりするのです。
そうすることで「言った、言わない」という不毛な討論をさけ、責任をしっかりとってもらうことができます。
最強の証拠として「録音」という手もありますが、これはあまり使わないことをおすすめします。
というのも録音したデータを証拠として提出したら基本的には会社には居づらくなります。「会社のこと信用してなかったのかな?」と不審がられますし、どうしても少し怖いイメージが付いてしまいます。
相手が悪いと感じても、自分が会社に入れなくなってしまうと本末転倒。最後の手段として考えておき、基本はメールや議事録などで対応するのがおすすめです。
さらに上の上司に報告
責任を転嫁する上司のことを、更に上の上司に報告しましょう。しっかりとした会社であれば適切な対応を取ってくれるはずです。
まともな会社であれば、誰が報告したかどうかもわからないようにうまくやってくれる事が多いです。
ただし報告するときは、しっかりと事実が伝わるような資料と証拠を準備しておく必要があります。
なんの資料も証拠もなければ、上司もその話を信じていいかわからず、当事者の上司に聞き込みをしなければならなくなります。そうなるとかなり揉める可能性が高いので、しっかり説得出来るだけの資料・証拠を準備しておきましょう。
強くなろう
正直どんな職場にいっても、今まで述べてきたような上司というの一人くらいいるものです。そういう人たちとも上手くやりくりして仕事をしていかなければなりません。
そんな人達に悩まされないようになるためにも強くなる必要があります。
私自身、喧嘩は嫌いなのでできるだけしないように避けてきましたが、それだけだとどんどん自分の権利や成果が奪われていくことに気づきました。
なんだかんだ言っても仕事は競争なのです。ある程度は言うべきことをしっかりと言わなければ、理不尽に責任を負わされることもあるんです。
上司や目上の人に対しても、しっかりと意見をいえるような心理的な強さと、政治的な強さの両方を持てるようになりましょう。
私の場合は心理的な強さを得るために会議での発言を「修業の場」と捉えて積極的に発言するようにしていました。こうすることでどんな場面でも発言する勇気が身につくと考えてからです。
政治的な強さはコミュニケーションをいかに取るかにかかっていると思います。
普段からコミュニケーションをとっている人は、何かあった時に好意的に協力してくれる人が多いものです。結局人は好き嫌いで判断している部分が多いので、コミュニケーションも仕事をスムーズに進めるための仕事の一つと考え実践すると良いです。
転職を考えよう
運悪く変な上司のいる職場を選んでしまったあなたは、今まで長い間、理不尽な思いにも耐え、状況を改善しようと努力もしてきたのだと思います。
そこまでしたにも関わらず何も変わらないのであれば、転職を検討するべきです。
「いますぐに転職は…」
と考える方もいると思いますが、なるべく早い段階で転職サイトに登録だけでもしておくほうが良いです。
毎日ストレスを浴びていると、だんだんモチベーションが落ちてきて、何もする気がなくなってきます。そう言う状態になると、何も状況をかえられないまま、気づいたら1年、2年とあっという間に過ぎてしまいますよ。
ですから早いと思うかもしれませんが、まだ余力があるうちに転職の準備を始めることが重要です。
悪い上司もいれば良い上司もいる
私も長年上司に悩まされていましたが、転職したことで良い上司に巡り合うことができました。
「責任は俺が取るから、自由にやってみろ」
という感じの人で、それまでででは考えられないくらいいろんなこのにチャレンジすることが出来ました。
実際、そういう仕事の進め方をしてみると、自分で考えなければならないことも増えて大変ではあります。ですが、信頼してくれた上司に恩返ししたいという気持ちと、やったらやった分評価されるという期待で、楽しみながら仕事を進めることができました。
上司によってここまで自分の能力は変わるんだと驚きました。
どこに良い上司がいるかはわからない
あなたにもそんな恵まれた職場に行ってほしいと心から思います。良い上司はどこにいるかわかりませんが、だいたいそういう人がいる会社は雰囲気がいい職場であることが多いです。
良い上司のもとでは良い仕事をする部下がおり、その部下が上司となったときにも、今までの経験を生かして良い上司となっていくので、良い雰囲気が自ずと生まれていくからです。
雰囲気のいい職場を探すには、転職先の内情をよく知る転職エージェントというサービスを使うのがおすすめです。
転職エージェントとは、転職の相談や、求人紹介、面接の日時のセッティング、給与の交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスです。
自分1人の力では、転職先の昇給額や昇給の頻度などを知ることは出来ません。その点、転職エージェントであれば、しっかりとある程度の内情を知っているし、聞きたいことがあれば代わりに聞いてくれますので、入った後に後悔するようなことは少なくて済みます。
また、煩わしいアポを取ったり、転職先がブラックかどうか調べるなどの作業から開放されて、代わりに転職のプロがセッティングからサポートまで行ってくれます。非公開求人があったり、企業の内情に詳しかったりするので、あなたが望む仕事につける確率が大幅に上がります。
しかも転職エージェントの費用は、採用した企業が払う仕組みです。転職希望者は完全に無料で使うことが出来ます。無料なので、利用することにリスクはありません。どんどん使ったほうが良いでしょう。
いくつかサービスが有るのですが、基本的に超大手のリクルートエージェントとマイナビエージェントに登録しておけば間違いありません。
IT系に行きたい人は、ITに特化したワークポートにも登録してみましょう。
定番の転職エージェント
まとめ
失敗を押し付けるような上司に出会ったことは不運なことです。でも私達はどんな経験からも学ぶことが出来ます。
将来自分がこのような上司にはならないように反面教師にするのは良いアイディアでだと思います。こういう経験から得たストレスをしっかりと覚えておいて、次の若い世代の上司になったときにはそんな気持ちを味合わないようにしてあげましょう。
良い上司というのは周りから見ていてもわかります。口だけ達者な責任押し付け上司には人は近づいてきません。
「責任は自分がとる。上手くいったら部下の手柄。」そう言える上司になりたいものですね。いざその立場になってみると、自分の弱さが出て難しいものです。
より働きやすい社会のために意識しておきましょう。